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2015.08.02 Sunday

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2009.09.16 Wednesday

村上春樹と三島由紀夫をめぐる

 
三島由紀夫氏はある短いエッセイの中で、小説家は、創作活動のためには実生活で揉まれるべきかについて少しだけ語っている。

「。。。いかに実生活の分野でたたかれきたえられてもどうしようもよごれる事のできないある1つの宝物、それが作家の本能、つまりは詩人の本能とよばれるものである。(三島由紀夫:生きる意味を問う)」

小説家は誰でもがなれるものではないという前提の元、小説家以外の適性があるかどうかはっきりしてから小説家になっても遅くないとの、持論の後で、上述のように述べているのだ。

その後の文章は、フロベールが法律の勉強経験があること、森鴎外はまったくの軍医との兼務であること、バルザックは1日18時間小説を書いたことなどへの言及に移るのだが、その「詩人の本能」とやらについては、上記エッセイではあまりそれ以上説明はない。

小説家の創作活動にとって実生活がプラスになるとの三島由紀夫氏のコメントは、盟友、澁澤龍彦氏が引用するリラダンの「生きることなど召使に任せておけ」などを考えると、意外な気もする。



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