<< 藤谷美和子さん はにかみの魅力 | main | 伝説の延長18回甲子園大会 >>
2015.08.02 Sunday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2009.09.05 Saturday

チョン・ジヒョンさん はにかみの笑顔 2

 

さて、ついこの間のことである。韓国映画のことは詳しくないのだが、「猟奇的な彼女」の主役のチョン・ジヒョンさんが、とんねるずのバラエティ番組のコーナー(「食わず嫌い」)に登場していた。

映画のポスターやPVでは、特に、気がつくところがなかったのだが、そのはにかみの表情は、藤谷美和子さんを凌ぐものがあった。と少なくとも、自分では納得した。なんというか、そのスイッチがはいっていない状態では、日本人の女性と比較すると地味な表情が、感情の吐露とともに、ダイナミックに変幻する思いがするのだった。

時に、世界の国々の人や文化に触れて、少しだけ体験したことが、書物に書かれた凡百の通説に再発見すると、疑いもなく性急に結論めいた結論に拘泥してしまうことが多い。特に、パーソナリティについては、XX人はXXXというのは、一番陥りやすい罠だと思う。私の例で言えば、日本人は、はにかみが美しく、韓国人はきりっとした激情にあると。

実のところ、韓国の女性には、ふと見せる激情を感じ、それは、韓国人固有のもの(ハン)と信じて疑わなかったのもその1つかもしれない。

韓国ブームよりずっと前の朴正煕政権時から、韓国への関心と、日本への紹介を続けてきた四方田犬彦氏は、「ソウルの風景」でこんな興味深いエピソードを示している。

---
今回のソウル滞在中に何人かの在日韓国人と話をする機会があった。…
マルク経済学を齧ったことのある女性は「日本人に化けるのも韓国人に化けるのも簡単なことよ」と笑いながら、ふた通りの身分証明書の写真を見せてくれた。ひとつは日本での外国人登録証で、彼女はさっぱりしたナチュラルメイクで、いかにも日本のミッションスクールの女子大生という雰囲気だった。もうひとつは韓国の滞在許可書で、これは韓国風にべっとりとルージュを引き、アイシャドウを強く入れていた。これはどこから見ても、韓国のアガシ(お嬢さん)だった。

わたしは思わず苦笑した。一九七九年のソウルでは事態は正確に逆であったからである。当時、韓国の女子大生はほとんど化粧というものをせず、何かの機会に日本の女子大生が厚化粧をしているのを目撃すると、酒場のホステスみたいだと気味悪がり、近づこうとしなかった。逆に二〇〇〇年のソウルでは、若い女性はべっとり化粧することが常識となっていた。…

人が往々にして真に韓国的なるもの、真に日本的なるものと信じこんでいるものの正体とは、案外この程度のものではないか。
---


同書での四方田氏の言説を、敷衍するならば、文化のハイブリッド化によって、それぞれの女性がどこの国の生まれかという評価の呪縛からは、解放されて、真のパーソナリティが評価されるのではないかと思う。

その時に、はにかみは、どのような文脈でとらえられるのだろうか。



にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村
2015.08.02 Sunday

スポンサーサイト

コメント
コメントする








 
この記事のトラックバックURL
トラックバック
Calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>
PR
Selected Entries
Categories
Archives
Recent Comment
Links
Profile
Search this site.
Others
Mobile
qrcode
Powered by
30days Album
無料ブログ作成サービス JUGEM