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2015.08.02 Sunday

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2009.08.31 Monday

(続)自転車天国



それ以来、自分から対向車をさけるようにしたので、接触事故はなくなったが、向かってくる自転車はたいてい5メートル前でも減速しないことが多い。雨の日もレインウェアか傘の他はほとんど同じである。

マナーといえば、それまでなのであるが、ロハスとかスローライフとか、そんなことに関係なく、自転車天国を素朴に夢想していた身にはちょっと幻滅というのが正直な感想だった。

東京では、車道からははじき出され、歩道の歩行者の後ろ申し訳なく走っている自転車族も、歩道が広くなって、とばすことができるようになると一挙に歩行者には傍若無人な王様になってしまうのだと。

大げさに言えば、それまでの弱者がいきなり強者になって自分よりも弱いものをいじめる、そんな構図といえば、自分にはインドシナ半島の歴史を説明した別冊宝島の特集を思い出させる。

長いことタイやベトナムの侵略を受けていたカンボジアではシアヌーク失脚後、悪名高いポルポトの大虐殺が起こる。一方ベトナムは、米ソの冷戦の体制化、南北に分かれた代理戦争の戦場と化してしまう。そのベトナム戦争において、韓国からの遠征軍は、旧日本軍と同じような暴力行為があったと聞く。

自転車の話に戻ろう。ガソリンがあと2、30年で枯渇するようになれば、政策レベルでなく、実質的に自家用車はペイしなくなるので、今、道路を我が物顔に走る自家用車は気持ちよく一掃されるはずだ。ここからは個人的推測に過ぎないが、化石燃料を無尽蔵に使えないことを前提とした社会は、更に、都市は縮小過密化して、不用意なヒトの空間移動を回避すると考える。ヒトそのものも遺伝子治療で1/2〜1/3にダウンサイジングされる可能性も考えられる。

公共の移動手段を除くと、道路の主役は電気モーター補助付の自転車か、電動アシスト付のスケートボードのようなものになるのではないか。そうすると、歩道の方は自転車はいなくなるのだが、そこでまた新たな、歩道の主権争いが起こるような気もする。それが歩行者と誰の争いなのかは、わからない。ひょっとしたら、電動車椅子の戦いだろうか。


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