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2010.05.11 Tuesday

ユリウス・カエサル 塩野七生 

 ユリウス・カエサル 塩野七生 



カエサルの少年期に後に「同盟者戦役」と呼ばれる動乱がおきる。
叔父のルキウス・ユリウス・カエサルがローマ軍の最高司令官と
して鎮圧する。軍事的な鎮圧ではなく反乱側のローマ市民権を
認めることによる政治的決着である。



「...戦役終結の代価は高くついた。しかし、この「ユリウス市
民権法」によって、ローマは、都市国家の形態を超越する第一歩を
踏み出す。それも、勝者が敗者を軍事力で押さえこむということで支配し
搾取するやり方ではなく、勝者のほうが敗者を同化し、強制状態にもって
ゆくというやり方によってであった。...私には、ギリシア人とローマ人
のちがいの一つは、この点にもあるような気がする。ギリシア人は、アテネ
であろうと、スパルタであろうと、階級闘争はどちらかが勝利するまでつづけ
られ勝ったほうが敗者を従属させることでしか終わらなかった。」
(ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語 塩野七生 )


戦前の日本支配のアジアも、戦後の米国支配の日本も、少なくとも見かけ
上は平和な占領には、同化という思想があるのだが、これは古代ローマに
遡るというところだろうか。同化の中で、敗者の怨念は減衰しながらも、数
十年は残るとは思うのだが、古代ローマでその後におきたスッラとマリウス
の互いの復讐の繰り返しを読むとき、殺戮は遺恨さえも残さないと言う意味
で不毛なのだと思う。

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