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2015.08.02 Sunday

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2009.12.08 Tuesday

片岡義男 清潔な東京写真

 

片岡義男さんの写真は清潔である。少し懐かしさの残る東京の風景も情緒に流されることなく、鮮明であり、かつ、現実から破綻しないほのかな色合いを伴う。

角川映画のメディアコンプレックスで時代の寵児となった片岡さんの「スローなブギにしてくれ」をこのあいだ読んでみたのだが、その読者層がティーンエージャーであったことも影響してか、表現とストーリーの拙さが少し物足りなかった。

その後、小説を書きながらも、写真家としてもさりげなく強かに活動を続けてこられたようで、その作品を見ると、しっかり大人の鑑賞に堪えうる上品で東京の風景描写で、読者を楽しませてくれるのだった。


http://dc.watch.impress.co.jp/docs/culture/exib/20090529_170385.html

路地裏の汚さに過剰な思い入れをいれるでなく、失われていく風景をウェットに描写するでもない。足元の影の美しさをしっかりととらえながら、20世紀初頭のころにフランスの雑誌を見るようなおしゃれ心もある。

情緒に流されない乾いた文体というものは、写真撮影においても損なわれないということを、思わず一人確認して感心するのだった。
2015.08.02 Sunday

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